可もなく不可もなく

果てしなくネガティブならしい(仮)ですが前向きです。高卒、進路未定者の生活模様。

卒業式前夜(2019.2.28)

卒業ライブが終わり高まっていた気持ちが落ち着きつつある、今日は朝から泣いていた。中学の頃から利用している路線バスに乗る、座席は前から四番目、大体いつも入口の近くの席に座っている。窓の外を見る、いつもと変わらない風景が、雨、涙で滲んでぼやけ霧がかっているような空。

途中、保育園の頃からの知り合い(同級生)が乗ってきた、彼女とは高校も同じだが三年間、一言も話さなかった。時々夢に出てくる彼女は、小学生のままで、今の彼女のことを私は何も知らない。中学の頃は卓球を一緒にやっていた、見た目はボーイッシュな女の子、小学までは仲が良かった、でも、それは少ない中でやっていくしかなかったからだと思う、果たして、彼女と私は友達だったのだろうか、そんなことを考えていたらバス停についた。その頃には涙も止まり、水色の折りたたみの傘を差して学校に向かう。

10:20学校到着、図書室へ向かう。そこで、手紙を書いていると、朝の八時からずっとトイレにこもっていたという、友人のじいじがやってきた、手は酷く冷たかった。また、腰まであった髪は肩の当たりまでの長さに切りそろえられ、長い前髪は綺麗なへびのモチーフのピンで留められていた。この前、面接を受けてきたそうだ、結果はまだ出ていないらしいが会わない間、就活を頑張っていたそうで表情はとても生き生きとしていて元気をもらった。たった1ヶ月弱会っていないだけでも人は変わる、私も、お前かわっていっているなと言われた。自分ではわからないこと。

昼休み、保健の先生と少しお話した、それから、教務室で担任から舞台の時の写真をもらい、大掃除のあとは卒アルを眺めていた。クラス写真の欄に自分が真ん中に映っているのがあって恥ずかしい気持ちになったが、その斜め前に幼馴染の姿、その奥にKくんが映っていて思わずスリーショットこれはこれでいいなと思うことができた。その後は、予行、卒業ライブ、残すは、明日だけ、卒業式。

ハレの日になれ。



P.S.真っ白なシーツを汚すのはメインディッシュのあとなのに、あの子は今日も自傷した、私はそれをただ眺めていることしか出来なかった、明日が終わったら私たち本当に終わりなの‍?

(世界寿命と最後の一日を聞きながら)