慎重になるのは自分の輪郭を見失わないため。
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もっと上手く生きられたらいいのに。
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どこまで頑張って生きたらいいのだろうか、良くなるのだろうか、良くならなかったらどうするのだろうか、そんなことばかりを夜は考えてしまう。安定剤が一番の救いになっていていいのだろうか。起きて自分に戻ったことを感じる瞬間が一番嫌いだ。助かることを考えるのではなく助けることを考えたいのは、自己犠牲を伴うのは葛藤からで、みんな葛藤から、自己愛からそういう何かが潜在的に自分を能動的にしているのだろうと思って自分や他者に不信を覚える時の自分がとても嫌いだ。安定剤を飲めば寝ることが唯一の解放なのを何かで代用したい。寝る前のことを覚えていたいんだ、でも、苦しいから今日もふと起きて安定剤を飲んでまたねる。
今日は楽しかったしお腹いっぱいになったし寂しいとかなしいとは思わなかった。日中、心は晴れていた。ひとりでそれをまた明日も寝る前の悪夢を忘れて楽しみたい。
温
聞けなかった音楽をリピートしている。歌詞をリピートしながら嬉しさを噛む。噛み砕いた自分の心の断片のあたたかさは幾らかの空白をつくり内側の容量を増やしてくれている。受けとめるクッションをいま私は心に備えているのだ。それだけで心があたたかくなる。この体温と同じくらいの体温をもちあわせた人の隣にいたい。温もりをかみしめたいのではなく、ぬくもりを共有したい。
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表現すればするほど孤独な気持ちになると同時に何かが解放されていく気がする。