可もなく不可もなく

果てしなくネガティブならしい(仮)ですが前向きです。高卒、進路未定者の生活模様。

面白そうと言うのには大抵興味が無い

 

他者から紹介されたもので面白そうから入るものに大抵興味がわかない、なにこれ、つまんなそう、ネガティブから入ったものばかりに侵食されていく、外面が媚びていなくてもはまるものにははまる、中身は外面関係なく存在している

 

嫌いから好きになる、好きからめっちゃ好きになる充実度より高いその好きは燃料、嫌いなものばかり集めた人生図は地獄行きだとアナウンスが流れる、天国に行きたいなら好きな物に囲まれてしね、そうして電車は目の前を通過する、その隣で誰かが死んでいくのも知らずに私は電車に飛び乗って今日をはじめる

無題

 

これはいくらですって値段が付けられている、時給換算、私の時間にも仕事では値段がつく、十分が二百二十円、安いのか高いのか、わたしの十分はジュース二本分、あなたの十分はいくらなんだろうかと考える瞬間は機械

 

自分の時間を売れば生きていける、そう悟った時点で君は大人だ、子どもは時間を遊びに使う、淘汰されていく自分の体が自分の所有物ではなくなっていく瞬間わたしは透明に自殺する、社畜だという姿はロボット、感情がなければいいのに、仕事なんてなければいいのに、人権の主張が人権を殺しかける、値段のつくわたしの時間の価値は何と等しいのだろうか

 

縋らないと生きていけない、それは当たり前の事じゃない、完成されすぎている人間ばかり目につく、不完成な僕は下を向きながら白線の外側をいつも歩いている、白線の上を歩きたい、思考している時間にも価値があるのなら僕は人間になれるだろうか

 

雑音

職業柄、日々いろいろな人と話す機会が絶えない、そんな中で自分の中の穴が大きくなっていっているように感じる、いろんな人と話すのはそれはそれで楽しいはずなのに、話せば話すほど、知らない人に自分のことを知られれば知られるほど、ある時ふっとなにもかも嫌になる、自分も相手も全部消えちゃえばいいのにと自分勝手なことを思う、今日もそんなんで駅前で声をかけてきたなんの悪切れもないビラ配りのお兄さんを頭の中で殺して自己嫌悪になってバスに乗る、近鉄郡山駅、後輩のLINE名、彼女に昨日ラインをした、内容はなまえどうした、それwみたいな一言、その後数回のやり取り、何気ない会話だった、たったそれだけなのに心の穴が少し小さくなった気がした、どんなに色んな人に興味を持たれようと会話しようと埋まらない穴がそういう日常の些細な会話で(気を許した人に対して)塞がる、それってすごいことなんじゃないかなと思う、彼氏からもLINEが来て、ちょっと話した、推しの話をされていじけている自分が子どものように思えてばかばかしくなった。インターネットでは画面越しでわたしは生身の人間ということを忘れて会話をしている、自分が傷つかないように傷つかないように、その事に必死すぎてお喋りになる、脳内はお喋りだから脳内直通の会話をする、思いつきでどんどん言葉が出てきて止まらなくなって気づいたら言葉の壁打ちをするのが常だ、配信では、でも、通話は配信よりそんなに話をしない、頑張って話さなくてもいい、それが一番救われる、本当はみんな死ねなんて心では思っていないけど今日もみんな死ねよって思いながら公道を歩き仕事をしてくる、今日は少しだけ優しくなれるかな死ねなんて脳内で人を殺して大丈夫なような気にならなくてもいいかな、沈黙が怖くてひとりが心細くて頑張って喋ってなくていいかな、サイダーが飲みたい、炭酸の泡で透明になりたい。

独り言がとまらない夜に(2020.5.30)

今月二回目の女の子の日がきて(予定よりも1週間早い)焦った、下半身の気持ち悪さが不快で子宮を体内からつまみ出したい気持ちになり出かける準備をするまでの過程全てをごっそり今日から削ぎ落としたかった、外は暑くもなく寒くもなく、夏の風が安定 しない情緒とともに揺蕩う、駅近く、書店をフラフラ歩いている時に頭の中に浮かぶ言葉が夏の木漏れ日を反射したブルーライト、新書を二冊購入、一冊は漫画、もう一冊は手記、浮き足立つ心を本を抱えた両手で隠しながら電車に乗る、人が赤血球に見えて視界が一瞬暗くなる、今日の目的なんだっけ、生きるのが目的だと反対の死を意識してしまうから目的のために生きているんだ、穏やかな日々の中で頑張らないの練習が上手くできている気がする、程々に休みながら今日は七月から有料化に伴う新しいマニュアルに目を通し、少しだけ先輩と退勤時にその練習をしてあがった、19時だというのに空はまだ昼間の青い空を隠しきれていない、透けたような薄暗い青に吸い込まれたい、踏切の向こうはこちら側と何も変わることなく地平線はまっすぐ家へと続いている、それに沿って私は歩けばいいんだ、何も怖くない、何も無い、何も無さすぎて笑えてくる、言葉しかない、記憶は一時的に保管されているだけのとりあえずのもので永遠ではないことがたまにある、永遠にするために私はそれを言葉にしているのだろうか、あなたには分からない、私はわかる、私の言葉なんてわからなくていいんですよ、寧ろ分からないくらいがちょうどいいんですよ、みんなにわかって欲しくて書いている訳では無いのだから、(と前置きしつつブログを更新している矛盾は誰も指摘しないでください)、わたしは文章の中で私になっていくのでみなさんはその過程を観察していてください、ブログを読むのは経過観察です、誰もが誰かの主治医です、心の中では勝手に診察ができるんですよ、すごいですね、お互い診察しあっていつまでも経過観察を続けたいですね、独り言がとまらない夜にわたしは今日もまた私と頭の中にいる誰かと会話をしました、外の世界のことは何も分かりません、そんな夜でした、おやすみなさい。

母の日はずっと寝てたい(2020.5.10)

年に一度の母親に感謝をするらしい今日という日がわたしは嫌いだ、ついでに言うと、父の日も敬老の日も嫌いだ、感謝をすること労うことが義務付けられている、そうでなくても、雰囲気的になにかしないといけないという圧を感じるからそんな日は家でずっと寝ていたいと思うのだ。今日はとても疲れた、あまり疲れたアピールをしたくないけど今日は火災報知器の誤作動、新入社員の女の子の問題行動についての対処を考えたり、吐瀉物を処理したりなど(詳しくは守秘義務があり書けない)してとても内容の濃い一日を過ごした。

 

そんな日なのにスマホは朝からしきりになっていた、表示は祖母、だいたい想像がつくから出たくなかった、祖母はそう言う行事的な日には必ず連絡をしてくる、そして過去を蒸し返す、私はそれが辛い、周りに感謝がないわけではないが複雑な気持ちになって辛くなる、だから、そういう行事的な日はなるべく連絡を取りたくないしそれ関連のことを聞きたくない見たくないなんならなくなればいいと思っている、酷いな、薄情だと思う罪悪感が募る、ずっと寝ていたかったな。お疲れさまでした。

うだるような暑さだ、夏みたいだ、季節は目まぐるしく気温の変動を繰り返しながら夏になろうとしている。首に絡まったイヤフォンの締めつけからくる息苦しさを感じながらカーテンを開けると入道雲が青空に立ち込めると形容されない初夏の曇り空、今日の予定がなにか分からない、何日かも分からない、だって、俺には季節も日付も天気も何もかも関係ないのだもの、引きこもり、社会的にはニート、最後にコンクリートの上を歩いたのはいつだろうか、およそ三日は同じ部屋着を着ている、その間お風呂にも入らずに排泄と食事の時以外は布団の上、読み投げされた漫画、ゲーム機、空になったペットボトル、汚い、汚いな、今日こそは風呂に入って着替えて髪型も整えて外に出よう、そう心に決めてから三時間、空が夜の空気を纏いはじめる午後四時半をまわる、軽くシャワーを浴び終えジーパンにTシャツというラフな格好になる、玄関、どれが自分の履いていた靴なのか分からない、足のサイズ25.5、それだけは覚えていた、サイズ確認、黒のスニーカーに足を入れる、ぴったり、ドアノブに手を伸ばしただけなのに動悸と目眩が襲ってくる。

 

ドアの向こう側は夜になっていた。スマホのライトで足元を照らしながら近くの公園に向かう。気づいたら俺は夏だった、風景。ナンバーガールの曲の一説が脳内に一瞬だけ響いた、星が見えない都会の夜空、飛行機の灯りが孤独を照らすようにチラついている。世界も、俺も、みんな地続きなような気がした、引きこもりの夜はこれからも明けない。

2020.4.21

故郷がたくさんある、海が綺麗な場所、都会の喧騒の中に立つビルの最上階、たくさんの電子機器に囲まれるている部屋、屋台が並ぶ道頓堀、千葉ニュータウン新宿駅、ガラス細工の町、住処を変える度に新しい自分になるふりをして根底はずっと変わらないまま大人にならなければいけない、でも、大人になればなるほど子どもより子どもな生活態度、精神、汚いなと思われる部分、子どもに批判される部分をもちあわせている自分はもう子ども返りすることがあっても純粋な子どもではない、そういうのが大人って言われても困るなあ、新人研修は続く日常でフィクションではないフィクションを繰り返していくんだ、明日も、明後日も。今日も惰眠と家事とストレスを楽器にぶつけて終わりの休日でした、特に変化という変化はなかった。自粛があと2ヶ月続いてほしい、私はネットにはびこることをやめたい、多分こういうことがないとやめれない、外に出ていくのは自分にはあっていないのといってきくような多動ではないから、社会的にこうなっている今は悪いようで生活態度としては自分に向いているなと思う。早く寝ろと同居人がうるさいから、今度こそ本当におやすみなさい。