可もなく不可もなく

果てしなくネガティブならしい(仮)ですが前向きです。高卒、進路未定者の生活模様。

アフタースクール

夜明け前、三時

 


何回開いたか分からないURL

咀嚼し続けた羅列と空白

わたしという人間がわたしから

遠ざかってゆく

 


見開き2ページ分の歌詞も

覚えられない

見開き2ページ分の空白も

持ち合わせていない

 


閉じた瞬間に世界から隔絶されるから

永遠に閉じることができないSNS

 


音楽とはなんなのか

音楽の意味すらしらない

私ってなんなのか

自分の存在自体も不明

 


そもそもいつから始めたんだっけ

そもそもいつから始まったんだっけ

歌詞のはじめはだいたい問いかけになる

(それ自分に問いかけてるんだよ)

答えはいつも途中から浮かんでくる

(考えながら言葉並べてるんじゃないよ)

 


雲行きが怪しくなるこころ

物質的、叩いた窓のそとは

雨が降っている

 


傘をさして歩いている人々は

どこに帰る場所があるのだろうか

どこへ向かって歩いているのだろうか

わたしはどこへ向かえばいいのだろうか

 


拝啓わたし

この頃、伴奏以外では

めっきりギターを

弾けなくなってしまいました

伴奏すらも、時によれば

難しいかもしれません

 


喜びとは、あの頃のように

好奇心と期待まじりの中で

抗うように自分を主張しつづけるもの

うまれるものだと思います

この頃はすこし寂しいです

(わたしは寂しいです)

 


わたしは受け取ってきたものを

ひとつづつ並べてゆきます

そしてそれらをゆっくり眺めます

ゆっくりゆっくり咀嚼します

 


取り皿にある受け入れられた

それについて

 


それは何であるかよりも

何であったかよりも

それ以前にそれはたしかに

私の中で生きていたから

 


きっと、これは、

これからも、そのように

あり続けるんだろう

 


光がみえた

それは、一瞬で

光はみえた

それは、希望で

 


光が消えてしまったとしても

その輝きを覚えて手を伸ばせば

わたしはあなたの手を掴めるだろうか

わたしはもう一度あなたに会えるだろうか

 


泣いているのは自分でした

ひとりぼっちだったのはわたしでした

あなたも泣いているのかもしれないけれど

わたしもひとりぼっちで泣いていました

 


あなたのいった孤独というもの

わたしにも覚えがあります

にんげんはひとり

どこまでいってもひとり

 


寄り添うとはエゴである

寄り添うとは相手の

許容の範囲内のなかに

受け入れてもらってはじめて出来る

 


段飛ばしでは辿り着けない

ときが痛みを癒すなら

ときが想いを許すだろうか

ときがわたしを許せるだろうか

 


一向に進まない現状に片足ついて

泣きべそかいて目をつぶる

なにを目指していますか

なにになりたいですか

 


否定されたくない

なるべくなにも思われたくない

知られたくない

私のことなんてなにも分からなくていい

 


殴り書きした私の後悔、誰かの侮蔑

世界がひとつであるのなら

わたしの愛もひとつでいい

傷だらけあなたの皮膚を剥ぎ取って

わたしのきれいな部分と交換したい

 


引っ掻いて手に入れたものは

ただの紙切れなんかじゃない

つまづき 転げて

ひとりになったフリしても

 


目の前のもの壊しても

積み上げてきたものはかわらない

わたしは、わたしは、信じて、進め

 


えがいて、えがいて、未来へ